エアウィーヴ vs テンピュール枕| 世界的睡眠テクノロジーの2大巨頭を徹底比較

眠りの質を大きく左右する「枕」。中でもエアウィーヴ枕とテンピュール枕は、世界的に高く評価される“睡眠テクノロジー”の代表格です。

どちらも体圧分散や頸椎（けいつい）サポートを科学的に追求し、首や肩こりの軽減・深い眠りの実現を目指して設計されています。しかし、素材や反発力、通気性、寝心地には明確な違いがあります。

本記事では、エアウィーヴとテンピュールの枕を徹底比較し、あなたに最適な「快眠の相棒」はどちらなのかを詳しく解説します。高反発派も低反発派も、この記事で理想の枕選びのヒントが見つかるはずです。

エアウィーヴ ピロー スタンダードとテンピュールオリジナルピローを徹底比較

エアウィーヴ ピロー スタンダードとテンピュール オリジナルピローのスペック比較

	エアウィーヴ ピロー (スタンダード)	テンピュール オリジナルピロー
画像
価格	¥22,000（税込）	¥17,600～20,900（税込）
サイズ	幅約40cm × 長さ約56cn 約 1.0kg	幅約31cm × 長さ約50cm 約1.0g
高さ	約7～11cm ※調整可	約7～11.5㎝ ※XS～L：高さ・価格 4種類
特徴	高反発 2枚の調整シートで高さを 自由にカスタマイズ	低反発 4種類のサイズで高さを 選択可能

エアウィーヴ ピロー スタンダードとテンピュール オリジナルピローの特徴

エアウィーヴ ピロー スタンダード

テンピュール オリジナルピロー

実際に使って比較！6つの違いを解説

① 寝心地（硬さ・フィット感）の違い

エアウィーヴは、独自の高反発ファイバー素材による“押し返すような反発力”が最大の特徴です。頭を乗せた瞬間にふわりと浮くような軽さがあり、沈み込みすぎないため、首から肩にかけてのラインを自然に支えてくれます。ほどよい硬さで寝姿勢が安定し、寝返りもスムーズ。特に「頭が沈む感覚が苦手」「しっかり支えられたい」という人に向いています。

一方のテンピュールは、低反発素材ならではのゆっくり沈み込むフィット感が魅力。頭と首を包み込むように支え、まるでオーダーメイドのような密着感を得られます。高反発のような押し返しはありませんが、独特の粘弾性が“じんわりと復元”し、寝返りを妨げにくい設計。包み込まれる安心感を重視する人におすすめです。

② 通気性・熱のこもりにくさ

エアウィーヴは、中材に採用されたエアファイバー素材が空気を通しやすい構造になっており、優れた通気性を発揮します。枕内部に熱や湿気がこもりにくく、寝返りのたびに空気が入れ替わるため、夏場でもムレを感じにくい快適な寝心地が続きます。汗をかきやすい方や、さらっとした感触を好む人に特におすすめです。

一方、テンピュールは気温によって硬さが変化する特性が特徴。体温を穏やかに受け止めながら熱を拡散し、季節を問わず一定の快適さを保つ設計です。通気性ではエアウィーヴに軍配が上がりますが、温度適応性と包み込む感触のバランスではテンピュールも非常に優秀です。

③ 高さの違いと調整のしやすさ

エアウィーヴは、内部に2枚の高さ調整シートを内蔵しており、それを出し入れすることで高さを2段階に調整できます。購入後に「少し高い」「もう少し低くしたい」と感じた場合でも、自分の首や肩の形に合わせて微調整が可能。寝姿勢や体格の違いに柔軟に対応できるため、フィット感を重視する人や寝返りの多い人にも人気があります。(写真は調整シートなし)

一方のテンピュールは、波形フォルムが首筋をしっかり支え、自然なカーブで頸椎をサポート。XSからLまで4サイズ展開されており、体格や寝姿勢に合わせて最適な高さを選べます。特に仰向け・横向きの両方に対応し、ストレートネック対策にも効果的。高さを変えるシートはありませんが、サイズ選びでしっかり個別最適化できる設計です。(写真はSサイズ)

④ 寝返りのしやすさ

エアウィーヴ枕は、ファイバー素材特有の高反発構造によって、寝返りのしやすさが非常に優れています。体を押し返すような反発力が、肩や首への負担を軽減しながらスムーズな動きをサポート。浅い眠りで何度も寝返りを打つ人でも、ストレスを感じにくい構造です。反発力がしっかりある分、体勢を変えても沈み込みすぎず、常に安定した姿勢を保てます。

一方のテンピュール枕は、低反発素材ならではのゆっくり沈み込む感触が特徴ですが、実際には復元力も高く、頭が“枕に引っかかる”ような動きにくさは感じにくい設計です。エアウィーヴほどの押し返し感はないものの、包み込まれながらも自然に寝返りを打てる柔軟さがあり、静かな寝返りを好む人にぴったり。柔らかさと安定性のバランスが取れた、上質な動作感を味わえます。

⑤ お手入れ・衛生面

エアウィーヴは、中材に採用されたエアファイバー素材をまるごと水洗いできるのが最大の魅力です。シャワーで簡単に丸洗いでき、通気性が高いため乾きも驚くほど早いのが特長。朝洗って夜には使えるほどの速乾性を誇り、汗をかきやすい季節でも常に清潔な状態をキープできます。ダニやカビの発生を防ぎやすく、アレルギー対策を重視する人にも理想的な衛生性能。カバーも取り外して洗えるため、毎日のケアが手軽です。

一方のテンピュール枕は、本体の低反発素材は水洗い不可ですが、取り外し可能なカバーに抗菌防臭加工が施されています。雑菌やニオイの発生を抑え、長期使用でも衛生的に保てる設計です。汚れた場合はカバーを洗濯すれば清潔に保て、衛生面に配慮した高品質なつくりといえます。

⑥耐久性

エアウィーヴ枕は、独自のエアファイバー素材による「へたりにくさ」が大きな特徴です。繊維の弾力性と反発力が長期間持続し、使い続けても沈み込みや形崩れが起こりにくい構造になっています。通気性が高いため湿気による劣化も少なく、日々の使用でも快適な反発感を長くキープ。メーカー保証は1年間ですが、丁寧に使えばそれ以上の耐用年数を期待できます。

一方のテンピュール枕は、NASA技術を応用したテンピュール素材が世界的にも高い評価を受けています。低反発ウレタンながらも優れた復元力と耐久性を持ち、長期間使用してもへたりや変形が起こりにくいのが特長です。メーカー保証は3年間と明記されており、品質への自信がうかがえます。

こんな人にはこの枕が向いている！

エアウィーヴピローが向いている人

・自分に合う高さを細かく調整したい人
内部の高さ調整シートで好みの高さにカスタマイズ可能。寝姿勢や体格に合わせて微調整できるので、届いてからの“ちょっとした違和感”も解消できます。
・通気性と清潔さを重視する人
エアファイバー素材は熱や湿気を逃がしやすく、ムレにくく洗える構造。汗をかきやすい人やアレルギー体質の人も、清潔な環境で快眠を保てます。
・しっかりした反発感が好きな人
　高反発の押し返すような感触で寝返りをサポート。軽い力で体勢を変えられるため、肩や首への負担を減らしたい人におすすめです。

テンピュール オリジナルピローが向いている人

・包み込まれるような寝心地を求める人
低反発素材が頭と首筋をやさしく支え、まるで“オーダーメイド枕”のようなフィット感。首・肩こりが気になる人にも人気です。
・自分に合う高さを厳密に選びたい人
XS〜Lの4サイズ展開＋波形フォルム設計で、体格や寝姿勢に合わせた精密な高さ選びが可能。仰向け・横向き両方に対応します。
・ストレートネックを改善・予防したい人
波形デザインが首のカーブに自然に沿い、仰向け・横向きどちらでも頸椎を正しい位置にキープ。ストレートネック対策に最適です。

まとめ

今回は、世界的に信頼される2大ブランドであるエアウィーヴとテンピュールの枕を徹底比較しました。

どちらも科学的なアプローチで「眠りの質を高める」ことを追求しており、首や肩の負担を軽減しながら理想の寝姿勢を支える設計で、どちらを選んでも、あなたの眠りは確実に変わります。

朝の目覚めが軽くなり、日中の集中力まで変わる──それが“自分に合った枕”の力です。もし今、「なんとなく合わない枕」を使っているなら、今日がその一歩を踏み出すタイミング。

理想の快眠パートナーを選んで、“本当に休まる眠り”を手に入れましょう。